1-5.出資者(発起人)を募る
会社の設立には発起設立と募集設立の2つの方法があります。
募集設立は一般から株主(出資者)を募るため手続きが非常に煩雑です。
また外国企業の日本法人設立など、一部でしか利用されていないためここでは割愛します。
発起設立の場合「設立時の資本金」で決めた資本金を発起人で負担します。
出資の額は「1株の金額×株数」で計算しますが、1株5万円や、1万円で計算されるのが一般的です(特に決まりはありません) 。
発起人は当然株主になりますので自分自身が経営する場合、最低でも過半数、重要事項の決定権も考えたら3分の2は出資しておくのが理想です。
また自分自身で事業に必要な出資金が準備できない場合、第三者に「融資」をお願いする手も考えられます。出資をお願いすると、株主として経営に参加されますが、融資だとそれを防ぐことが出来ます。
ただし、融資だと返済の義務があり、出資だと返済の必要はなくなります。 どうしても現金が用意できない場合は現物出資(不動産、車など)という方法もありますが、 手続きは煩雑になります。